あのメンバーが笑点にいなかった1970年2月に
わたしは笑点が好きである。
1970年
(昭和45年)2月8日 この日は北海道(具体的な場所は不明)で収録されたものを放送したが、収録日の大雪による欠航のため前田(武彦)が休演。当日の演芸ゲストがてんぷくトリオであったことから、代理司会を三波伸介が、座布団運びを伊東四朗が務めた。(笑点 - Wikipedia より引用)
という記載があった。これが成功したことで同年三波伸介が司会に就任するのだが、ここには「北海道(具体的な場所は不明)」、収録日の記載が無い。北海道に住む自分が調べないといけない。そこで地元の図書館に行って昔の北海道新聞(以下、新聞と表記)を見てこよう。
まずは1970年2月分からあたる
2月1日の新聞記事によると前日の大雪により、北日本の交通網が麻痺。
もちろん、空の便も同様で北行きの121便欠航。
俗に言う「昭和45年1月低気圧」*1
どんな状況だったかについて私が語るのはおこがましいから、
リンク元で確認してもらおう。
これか?まあ放送日が2月8日だから2月7日までの欠航情報もあるかもしれないぞ。
と探してみても無かった模様なので、笑点の番組欄をメモって1月分に移ろう。
次は1970年1月分に遡る
1月分は下旬の方から遡っていく。
もしかしたら収録の広告があるかもしれない。
広告が無くても新聞の芸能欄に載っかってるかも。
あった。1970年1月27日夕刊4面。
公開歌謡ショーなど
さっぽろ雪まつり*2 各TV局で特別番組
【STV*3】▽笑点=31日、札幌中島スポーツセンターで録画、開場 後0時半。放送は2月1日、8日。前田武彦、歌奴、歌丸らのレギュラーに、東京ぼん太、てんぷくトリオ。
収録日はやはり1月31日、収録場所は札幌中島スポーツセンターであることが判明。
そして、1月31日の夕刊には、「千歳、札幌の各空港閉鎖」という記載も確認。
2月1日放送分を前日に収録とは無茶だろやはり、1回で2本録画するスタイルは前々からだったんだ。ここで収録分のテレビ番組欄も書いておきましょう。
まずは2月1日。
17:20(カラー)笑点 ◇漫談 東京ぼん太 ◇ 大喜利 桂歌丸 三遊亭歌奴 小円遊
2月8日。
17:20(カラー)笑点 ◇コント てんぷくトリオ ◇ 大喜劇 三遊亭歌奴・金馬・小円遊 桂歌丸
参考に翌週の2月15日。
17:20(カラー)笑点 ◇落語 桂歌丸 ◇ 大喜利 三遊亭歌奴・金馬・小円遊 ◇ 前武のなんでも入門「ハワイ料理」
2月1・8日の前田武彦レギュラーコーナー「前武のなんでも入門」がないため、明らかに前田武彦はいない。2月8日の司会はてんぷくトリオのメンバーなのだが、その前の週の司会は東京ぼん太か、それとも奥に控えていたてんぷくトリオの誰かか。改めて調べることになりそうだ。
おまけ
この時のさっぽろ雪まつりにあわせて他にもテレビ収録が組まれていましたが、その中にはこんな番組もありましたようで。
【HBC*4】▽ヒット中継車No.1=30日、札幌共済ホールから生中継。開場後6時。シューベルツ、千賀かほる、森田健作、弘田三枝子、和田アキ子。司会は談志、円鏡、円楽。
【STV】▽あなたがえらぶチャレンジショー=2月1日、札幌中島スポーツセンターで録画、開場後2時、5時の2回。放送は8日、15日。山東昭子、林家こん平のリーダーで。ゲストは1回目ちあきなおみ、矢吹健、2回目佐川満男、中山千夏。
まあ、太字にしたのは目の錯覚だよ、目の錯覚。